2017年1月9日月曜日

Azure / ひと目でわかるAzure 基本から学ぶサーバー&ネットワーク構築

Azureを触ってみようということで、書籍をなぞってみる。

参考書籍:
ひと目でわかるAzure 基本から学ぶサーバー&ネットワーク構築
横山 哲也


メモ

クラウドコンピューティング
煎じ詰めれば、サーバーの利用形態
一般的に認知されている定義はNIST(米国国立標準技術研究所)が公開した文書によるもの。
上記文章引用:
2. NIST によるクラウドコンピューティングの定義

クラウドコンピューティングは、共用の構成可能なコンピューティングリソース(ネットワーク、サー バー、ストレージ、アプリケーション、サービス)の集積に、どこからでも、簡便に、必要に応じて、ネ ットワーク経由でアクセスすることを可能とするモデルであり、最小限の利用手続きまたはサービス プロバイダとのやりとりで速やかに割当てられ提供されるものである。

サブスクリプション
Azureの課金の単位
コア数や共同管理者数、ストレージアカウント数などに制限がある
詳細は公式参照。
対応策としては、複数のサブスクリプションを運用するか、上限の引き上げを申請する。

管理ポータル
管理画面。AWSで言うところの、コンソール。

Region / Data Center
基本的なことですが、地域とデータセンターです。
GeoもRegionと同義

クラウドサービス
インターネットからのアクセスの単位
仮想マシンの「箱」に当たる
パプリックIPアドレスを1つ持ち、インターネットからアクセスできる。
クラウドサービス間のインスタンスのアクセスには、仮想ネットワークかインターネットを経由する必要がある。

仮想ネットワーク
仮想マシンを作る前に作成する必要がある。
注意点:
クラシックポータルで、仮想ネットワークがない状態で仮想マシンを作成した場合は、 クラウドサービス内のみで利用可能なネットワークが構成されます。

virtualの意味
面白いコラムだったのですが、virtualはどちらかと言うと「仮想」よりも「事実上の」と言う意味に近いそうです。
英語の「virtual」の第一義は「事実上の」で、例文として「virtual promise」が出ていました。これは「法的な形式は満たしていないけれども効力のある契約」の意味だそうです。
引用:横山 P20
へー、知らなかった。

クラウドサービスのURL命名規則
ドキュメントでは見つからなかったですが、わざとエラーメッセージを表示させてみた。
This field can contain only letters, numbers, and hyphens. The first and last character in the field must be a letter or number. Trademarks, reserved words, and offensive words are not allowed.
  • 文字
  • 数字
  • ハイフン※最初と最後には使えない
商標、予約語、不適切な表現は許可されない、とのこと。

Storageのレプリケーション
  • Locally Redundant(LRS):同地域の同施設に3つの複製を作成
  • Geo-Redundant(GRS):組み合わせが固定された別の地域に複製を作成:地域ごとに3つの複製を持ち、合計6つ
  • Read-access Geo-Redundant(RA-GRS):Geo-Redundantの複製先は直接利用できないが、こちらは読み取りが可能となる
  • Zone Redundant(ZRS):複数の地域・施設に複製を作成
Zone RedundantはブロックBLOBのみサポート
参照:公式

ストレージアカウントの主なサービス
  • BLOB(Binary Large OBject
  • Que
  • Table
  • File
また、BLOBは2種類ある。
  1. ブロックBLOB:連続再生に向いている
  2. ページBLOB:ランダムアクセスに最適化している
公式を読んでて面白いなと思ったのは、「LRSについては、データの書き込み時は3回レプリケートし、3つとも書き込まれた場合に、書き込みが正常に終了する」と言うこと。3つのレプリケーションのどれかが主であるわけではないんですね。
また、LRSはデータセンターレベルの障害でデータ損失の可能性がある(10年単位であるかないかだと思いますが)ので、MSとしてはGRSを推奨している。しかし、LRSが望ましいケースもあるとのこと。

GRSのリージョンペア
GRSのセカンドリージョンは固定
東日本と西日本がペアです。今のところ、もう少し離れててもいいじゃないかと。。。

仮想マシンが持つ動的IPアドレス(DIP)
DHCPサーバから割り当てられ、再起動するまでは同じ

Virtual Machineの種別
TierとSizeで分別される。 Tier = Basic / Standard
Basicの方は、機能が一部省かれます。
Azure ロード バランサーと自動スケーリング機能が提供されず、料金は最大で 27% 低く設定されています。
引用:Basic (基本) レベルの仮想マシン
Size = CPU, Memory, Disk, GPUの組み合わせ
Azureの仮想マシンのサイズを確認してみた
  • A-series
  • A-series - compute-intensive instances
  • Av2-series
  • D-series
  • Dv2-series
  • DS-series*
  • DSv2-series*
  • F-series
  • Fs-series*
  • G-series
  • GS-series*
  • H-series
  • N-series
A = 汎用、 D = SSD使用の入出力性能重視、 G = 大容量Memory使用の演算性能重視
F = Dv2シリーズと同じプロセッサを搭載しているものも、Dv2シリーズと比べ、コア当たりのメモリやローカルのSSD容量は小さい
Tier BASICで選べるのはA seiesのみ。

RDMA
Remote Direct Memory Access
ダイレクトメモリアクセス(Direct Memory Access (DMA))は、CPUが介在することなく、ホストメモリへ直接アクセスを行うデバイスの機能である。 RDMA (Remote DMA)は、CPUが関与することなくネットワーク越しにリモート計算機上のメモリへアクセスする(すなわち、リモート計算機上のメモリからリードおよびリモート計算機上のメモリへライトする)機能である。

参考:SSD情報

クラウドサービスのRDP時のポート
ランダムなポートが割り当てられる
通常はTCPの3389番

RTM
Release To Manufacutre
完成品

FCS
First Customer Shipment
最初の発送

SysPrep
サーバ固有の情報を抜いて仮想マシンイメージを作ることができるツール
GUIもあるが、/move:vmオプションが使えない(HW検査を省略できない)
VMIからSysPrep済みかは分からないので、分かりやすいVMI名をつけないとハマる

windowsサーバで英語キーボードと認識される
結局解決策は分からず。。。
やっていること
  • 言語に日本語追加
  • Dateを日本に変更
  • Localeを日本に変更
  • 標準キーボードのドライバを106/109(Ctrl+Eisu)に変更
  • Mac RDPとMac RDP Betaの両方とも試す

waagent
Sysprepと同様な機能を持つLinuxインスタンス向け構成管理ツール
sudo waagent -deprovision

VMI
Virtual Machine Image
旧Azureポータルだと少し分かりづらかった。
左カラム・VIRTUAL MACHINES → 右ウィンド・IMAGES

VMIからのWindowsインスタンスの作成
Tier / Size※ / ユーザ・PW / Cloud Service = 変更可能
Region / Storage Account = 変更不可

Immutable Infrastructure / Disposal Infrastructure
本番環境のサーバ環境設定を継続的に変更を加えるのではなく、
開発環境で新しい環境を毎度作り、それを入れ替える形で都度展開するインフラの保守方式

99.95%のSLA
仮想マシン2台以上で冗長構成すると言う条件で99.95%

Scaling Up
再起動を伴います。構成変わるから、しょうがないっすよね。
また、再起動に伴い、DHCPも振り直されます。

変更方法:インスタンスの詳細情報から、CONFIGUREタブでTier / Sizeを変更できます

Windows ServerのID
Local Security IDとDomain Security IDがあるみたいです
ここら辺は別途確認します。Win Server全然使ったことないからなぁ。。。

Intel® Xeon® Processor E5-2660 (20M Cache, 2.20 GHz, 8.00 GT/s Intel® QPI)
Intel Xeon
はい、サーバ周りも強くないので、Xeonを調べました。
下記ページを参考にさせていただきました
CPUにXeonを使う意味や違いを初心者向けに解説
プロセッサだけでなく、ECC対応のメモリがないとパフォーマンスを引き出せないんですね

リソグラフィー(Lithography)
半導体の製造技術

ECC対応メモリ
Error Check and Correctですか。
64bitごとに8bitの検出用データを付与して、
1bitは訂正、2bit以上でも検出はできる

障害ドメイン
物理的サーバラックに近い

更新ドメイン
アプリケーションの更新の単位

可用性セット
冗長構成を組むために使用する論理グループ

Affinity Group
以前は使用されていた機能らしい
当初は、複数のサーバを立てた際に、物理的に遠い
(と言ってもデータセンター内でしょうが、、、)所に配備されていたそうです。
そのため、Affinity Groupと可用性セットを組み合わせることで、
「なるべく物理的に近い、異なる障害ドメインに複数のサーバを配備」することができたらしい。
今はAffinity Groupを設定しなくても、上記のように計らってくれる。
ちなみに、設定は、旧ポータルのSETTINGS → AFFINITY GROUPSに残っています。

END POINT
Stand Alone / Load-Balanced Set

動いているインスタンスのシリーズ変更
試してみましたが、できないみたいです

ATAディスク
ATA / IDE / PATA はどれも同じものを指している。
SerialよりParallelの方が早そうなものですが、同期処理がオーバーヘッドになるそうです。
SATAがSerial-ATAだとは覚えていたが。。。

TierがBASICだと可用性セットが使用できない
書いているそばから忘れていた
Load-Balanced Set End Pointが作成できなくてはまっていましたが、
TierがBASICだとロードバランサーが使えませんでした。

Probe Protocol
HTTP or TCP
正常性確認のプロトコル
プロトコルに応じたポートとURLを指定する。
インターバルと回数で、「障害からダウン認定」と「復帰から正常認定」の最大時間が決まる

iSCSI
IPネットワークでネットワークドライブを使用するためのプロトコル

データ共有方法
  • データベース接続
  • ファイル共有
  • ディスク共有
  • データ複製

ディスクの追加
デフォルトだとWindowsに対して1つしかディスクを追加できない?
追って確認します。

追記:問題なく実行できました。ディスク名変えてないという凡ミス。

ホストキャッシュ
Guest OSのキャッシュとは別に、Azure側でもつキャッシュ

Azure Virtual Machine Diskの容量制限
1 - 1023 GBまで

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