2013年4月24日水曜日

斎藤一人のツキを呼ぶ言葉

またまた一人本です。ただ、今回は一人さん本人でもなく、お弟子さんでもなく、清水克衛さんが書かれた本なんです。清水克衛さんは、コンビニ店長を経験後、本屋を経営、その後講演家として活躍されている方です。

内容としては、一人さんの哲学・人生訓なのですが、清水さんが知っている一人さんから清水さんなりの解釈を加えているのが本書の特徴です。前書きにそのことが述べられています。
(略)一人さん自身の著書というのは、一人さん独特の言葉で語られていますから、逆にわかりにくいところもあります。むしろ、身近にいる人間が一人さんの言葉を解説すれば、もっとわかりやすくできるかもしれません。
 それがこの本の意義だと考えています。(P8)
 一人さんは楽しく聞いてもらおうと話したり・書かれたりしています。それが清水さんのいう「独特の言葉」でしょう。以下は私なりのまとめです。

経営にはコツがない。
(略)
 軍艦が海をすすんでいて、そこへ魚雷が来たとします。こちらから魚雷が来たのなら、軍艦は船首を魚雷の繰る方向へ向けます。そうすれば、船の横腹を見せているよりも、魚雷に当たる確率が減るからです。それで、また別の方向から魚雷が来たら今度は船首をそちらに向ける、また別の魚雷が来たら今度はそちらという具合に、軍艦は魚雷が来るたびに、船首の向きを変えて、戦争をするわけです。
 これと同じように、会社や店を経営していれば、あちらこちらから魚雷が来るようなもので、頻繁に状況が変わるわけです。そのたびに、船首を違う方向へ向ける、つまりはその状況に合わせて対応するわけです。
このことにコツなどは考えられません。もしコツのようなものがあるとすれば、それは、魚雷のほうを向くということだけです。(P19)
経営にはコツがないというのを、早く知ることがコツだ(P20)
(略)幸せになる三つのコツをまとめておきましょう。
 第一は、不完全主義者になることです。人間というのは完璧ではありませんから、何かをおこなうと不完璧な部分が必ず出てきます。このとき、不完璧なところを見て、自分や他人を責めてはいけません。それよりも、うまくいったところを見て、「よく出来て、よかった」と思うことが大切です。
 そして、もう一つ大切なのは、不完璧だった部分を次にやるときに改良することです。終わったことを責めても仕方がありません。うまくいかなかったことを気に病む必要などなく、ただ、改良すればいいだけのことです。
 こうすれば、自分も他人も傷つけることはなく、確実に仕事の腕が向上するわけです。
 第二は、人相をよくすることです。眉間にしわを寄せた顔をして、「幸せになりたい」と言っても、それは無理です。それよりも、顔に○のあるような笑顔でいることが大切なのです。笑顔の人には、頼まれごとが増えていき、それをやっていくうちに、自分の得意なことが見えてきます。そして、周囲の人にもそれを認められるようになって、仕事がうまくいくようになるのです。
 第三は、この項で説明したように、運に勢いをつけるということです。返事でも頼まれごとでも、あるいは仕事でも、スピードをつけて勢い良くやること。そうすると、運勢が良くなるわけです。(P99.100)
 本屋を経営するほどの方なので、筆が上手です。斎藤一人さんの本を読んだことがない人はこの本から入るのもいいかもしれません。
斎藤一人のツキを呼ぶ言葉―日本一の大金持ち!
清水 克衛
東洋経済新報社
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