2013年4月21日日曜日

「斎藤一人 大切な教え」宇野信行著

どんどん一人さん関連本を紹介しています。今回は一人さんのお弟子さんが一人さんの言葉・考え方や自らの体験をまとめた本です。特に、一人さんの教えを選りすぐって紹介されていることが本書の魅力でしょう。面白いと思ったところを少し引用します。

 「略・・・
 とかくニュースは地獄言葉につながるような報道が多い。それを人は当たり前のように、無意識に自分の耳に聞かせていると思うんだ。自分が言っている天国言葉以上に。事件や事故の報道を見て、聞いて、『幸せだなぁ。豊かだなぁ。』と思えるんならいいけど、そんな人いないよね。」(P16)

 「愛のある言葉っていうのは聞くと難しそうな感じがするんだけど、実は簡単なんだよ。たとえば、友達に良いことがあったら、『よかったね!』と言えばいいんだよ。」(P18)

 「人の心には”愛”と”恐れ”しかないんだよ。そしてこの愛と恐れは、同時には出てこないんだ。愛が出ているときは恐れはない。」(P19)

略・・・優しさと笑顔を絶やさない。人の長所をほめる。人の悪口を言わない。この三つの行動を起こすと、自分の心が温かくなってきます。(P19)

 「人の心はコロコロと変わるよね。特に人は恐れや不安が出ているときにコロコロと変わってしまうんだよ。これをテレビにたとえれば、自分が見たくない番組にチャンネルを自分で合わせているようなもんだんだよ。本当は怖いものは見たくないのに、たとえば、3チャンネルに合わせたからホラー映画を見てしまう。テレビの電波ってたくさんあって、感動のドキュメンタリーや恋愛ドラマもやっているのに、自ら怖い映画をやっているチャンネルに合わせてしまう。つまり、心のチャンネルをどこに合わせるかが大切なんだよ」(P28)
「」で囲ってあるのは、一人さんの言葉です。やはり、一人さん面白いです。天国言葉というポジティブな言葉を使うというのが、一人さんの教えのうち基本にあたります。なかなか難しいですけど、最近ちょくちょく取り組んでます。上の「よかったね、というだけでいいんだ」ということで、気楽にやれそうです。

あと、この本では天風さんのエピソードが紹介されてます。そのキーワードは「何の必要があって」。強気でいることの大切さが語られています。前から、一人さんの話には天風さんや中村文昭さん、デールカーネギーと共通するところがあるなぁと私は思っていました。この本で、一人さんは天風さんを知っていることがわかりました。

幸せについて考えたい人には好い本かもしれません。


斎藤一人 大切な教え
斎藤一人 大切な教え
posted with amazlet at 13.04.21
宇野 信行
PHP研究所
売り上げランキング: 197,734

0 件のコメント:

コメントを投稿