セロ弾きのゴーシュを知っている人にも、知らない人にも英語の勉強を始めた方におすすめできます。もちろん、ご存知の人のほうが理解しやすいと思います。私は5、6箇所一度読んだだけではニュアンスを読み取れず、読み直しました。毎度のことですが、巻末の単語リストは助かります。
私はほとんどセロ弾きのゴーシュについて知らなかったので、新鮮な気持ちで読むことができました。「ゴーシュって意地悪な設定だったんだなぁ」というのが一番心に残っています。そして、宮沢賢治の不思議な世界がなんとも言えない。ネズミやネコと人間が話しているわけですから、ありえない話なんですけど、なにかありえそうな雰囲気を醸し出す。子供向けでもあり、大人向けでもある。
セロ弾きのゴーシュ (洋販ラダーシリーズ)
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宮沢 賢治
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