2014年5月10日土曜日

サラリーマンの本質(綾小路亜也 著)

なぜ同じようなサラリーマン向けのビジネス書が巷であふれているのか?

そんな問いかけから本書は始まります。

気鋭の経営コンサルタントや名ある経営者による、「こーしなさい」「あーしなさい」という類のビジネス書は、著者やタイトルが変わりはするものも、内容には進歩がない。そして、営業の心得・おもてなしの心について言及があるものも、実際の営業のやりかたについては、触れられていないと評しています。

現場に目線を合わせた、サラリーマンの考察、さらに処世術を提言されています。

・ひとつひとつ区切りをつけて問題を解決する
・簡単なものからすませる
・その上で重要なものに手を付ける
・とりかかりを早くする
・文章を素早く書く
・問題文をよく読む
・困ったときは問題をオープンにして助けを呼ぶ

など担当者レベルの腹に落ちるアドバイスが、実例豊かに載っています。ほかにも、管理する方へのアドバイスや、会社組織の考察、もう一つの生き方といったことも書かれています。



サラリーマンの本質
サラリーマンの本質
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綾小路 亜也
文芸社
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2013年5月6日月曜日

さてみなさん聞いて下さい 浜村淳ラジオ話芸―「ありがとう」そして「バチョン」

本のご紹介です

「さてみなさん聞いて下さい 浜村淳ラジオ話芸―「ありがとう」そして「バチョン」」は浜村淳さんという、司会者・ディスクジョッキーが書かれた本です。ご自身の半生を振り返った一冊です。

何かの本で「浜村さんの話芸がすごい」という記述を見かけ、どんな人なんだろうと思い読むに至りました。

本書を一言でいうと、「思いやりと工夫」ですね。読み手や聞き手に対する配慮というものが、本書を読んでいて伝わってきます。そして、ご自身の話芸・司会を磨いてきたエピソードがたくさん語られています。

本書で一番心に残っているのは、チャップリンの映画「街の灯」の紹介語りです。
映像の描写と、セリフや音の説明がちょうどいいバランスで入ります。そして、わかりやすい解説・まとめが入ります。間、もうまく取ります。ところどころ、登場人物や観客の心情にも言及するので、読んでいて本当に映画を見ているような気分になりました!


昭和60年代生まれの私としては、チャップリンの無声映画は物足りないと感じます。小中学生の頃、たくさん映画を見てましたが、チャップリンに対しては「有名なわりには対したことないじゃん」と尊大なことを思っていました。しかし、浜村さんの「街の灯」の解説を読んで、私の考えは改まりました。

なぜなら、最後の3つのセリフへの解説に心打たれたからです。

「あなたでしたか」
「見えるようになったんですね」
「はい、見えます」

この3つのセリフで、「街の灯」は幕を閉じます。ガキの頃、私がこの映画を見た時は、「あっさりしているなぁ」とか「え!?これで終わり?」とか思ったと記憶しています。

チャップリンには微塵も、「泣かしてやろう」という押し付けがましさがないですね。(265P)

と浜村さんは、このラストシーンについて言及されてます。まさに、ムダを削ぎ落とした名シーンだったんだなと私は思い直しました。




2013年5月5日日曜日

Gorsch the Cellist(セロ弾きのゴーシュ)

ラダーシリーズの「セロ弾きのゴーシュ」です

セロ弾きのゴーシュを知っている人にも、知らない人にも英語の勉強を始めた方におすすめできます。もちろん、ご存知の人のほうが理解しやすいと思います。私は5、6箇所一度読んだだけではニュアンスを読み取れず、読み直しました。毎度のことですが、巻末の単語リストは助かります。

私はほとんどセロ弾きのゴーシュについて知らなかったので、新鮮な気持ちで読むことができました。「ゴーシュって意地悪な設定だったんだなぁ」というのが一番心に残っています。そして、宮沢賢治の不思議な世界がなんとも言えない。ネズミやネコと人間が話しているわけですから、ありえない話なんですけど、なにかありえそうな雰囲気を醸し出す。子供向けでもあり、大人向けでもある。




セロ弾きのゴーシュ (洋販ラダーシリーズ)
宮沢 賢治
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