2012年8月3日金曜日

おすすめのマンガ家

豊田徹也
渡辺ペコ
戸田誠二
石黒正数

どれもアマゾンで評価が高かったから読んでみたものです。

豊田さんのマンガは映画みたいです。人物が遠くに描かれることが多く、セリフが割と少ないので、映画みたいな感じがするんですよ。「アンダーカレント」「珈琲時間」の二作を読みました。

今回挙げたマンガ家の方は、どなたも人間のキレイな部分と汚い部分の両方に目が行ってると思うんですけど、特にその描き方がいいなぁと思ったのは渡辺ペコさんです。「東京膜」「ラウンダバウト」「へんしんものがたり」「ペコセトラ」に目を通しました。

戸田さんのマンガには、自殺願望・破壊願望みたいなどす黒いものが感じられます。親子の確執や、仕事、結婚、夫婦関係などを扱った話が多いです。男性作家の割に女性が中心人物である話が多いなぁと思いました。また、これだけ人間関係をテーマにしてても、兄弟の仲たがいの話がなく、作者さんって一人っ子なのかなぁ?などとうがって考えてしまう。読んだのは「ストーリー」「しあわせ」「スキエンティア」です。

「外天楼」しか読んでないのですが、石黒さんもお勧めです。笑いを挟みつつストーリーを進める技術に脱帽。からりと乾いた笑いからブラックな笑いまで扱える器量の大きさを感じます。

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