そんな問いかけから本書は始まります。
気鋭の経営コンサルタントや名ある経営者による、「こーしなさい」「あーしなさい」という類のビジネス書は、著者やタイトルが変わりはするものも、内容には進歩がない。そして、営業の心得・おもてなしの心について言及があるものも、実際の営業のやりかたについては、触れられていないと評しています。
現場に目線を合わせた、サラリーマンの考察、さらに処世術を提言されています。
・ひとつひとつ区切りをつけて問題を解決する
・簡単なものからすませる
・その上で重要なものに手を付ける
・とりかかりを早くする
・文章を素早く書く
・問題文をよく読む
・困ったときは問題をオープンにして助けを呼ぶ
など担当者レベルの腹に落ちるアドバイスが、実例豊かに載っています。ほかにも、管理する方へのアドバイスや、会社組織の考察、もう一つの生き方といったことも書かれています。